2020年のセリーグベストナイン投手部門では、読売ジャイアンツの菅野智之投手が201票を獲得し、2年ぶり4度目の受賞を果たしました。菅野投手は14勝を挙げ、防御率1.97という素晴らしい成績を残しました。
一方で、中日ドラゴンズの大野雄大投手も111票を集める健闘を見せました。大野投手は防御率1.82でリーグトップ、奪三振数も148個でリーグ1位と、タイトルを2つ獲得する活躍を見せました。
この2人の投手の激戦は、2020年シーズンのセリーグ投手陣の高いレベルを物語っています。
野手部門では、読売ジャイアンツの坂本勇人選手が遊撃手として307票を獲得し、最多得票を記録しました。坂本選手は3年連続6度目の受賞となり、その安定した実力を示しました。
また、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が一塁手として265票を集め、初受賞を果たしました。22歳という若さで、打率.307、28本塁打、86打点という素晴らしい成績を残し、将来のセリーグを担う選手として注目を集めています。
横浜DeNAベイスターズの佐野恵太選手も外野手部門で260票を獲得し、初のベストナイン選出となりました。佐野選手は打率.328でリーグトップに立ち、首位打者のタイトルも獲得しています。
2020年のセリーグベストナインでは、読売ジャイアンツから5選手が選出され、チームの強さを示しました。
特に、大城卓三選手と岡本和真選手の初受賞は、チームの若手育成の成果を表しています。岡本選手は296票を獲得し、三塁手部門でほぼ満票に近い支持を得ました。
巨人の5選手選出は、2020年シーズンのセ・リーグ優勝につながった要因の一つと言えるでしょう。
2020年のセリーグベストナインの各球団の選出状況は以下の通りです:
広島東洋カープからは菊池涼介選手(二塁手)と鈴木誠也選手(外野手)が選出されました。鈴木選手は5年連続5度目の受賞となり、安定した活躍を見せています。
一方で、阪神タイガースと中日ドラゴンズからの選出がなかったことは、両チームにとって課題を残す結果となりました。
従来の打率や本塁打数、防御率といった指標だけでなく、セイバーメトリクスの観点から2020年のセリーグベストナインを評価してみましょう。
例えば、WAR(Wins Above Replacement:代替選手と比較した勝利貢献度)という指標を用いると、以下のような選手が高評価を得ています:
大野雄大投手は、ベストナインには選出されませんでしたが、セイバーメトリクスの観点からは非常に高い評価を得ています。これは、防御率や奪三振数だけでなく、投球回数や被安打率なども考慮した総合的な評価によるものです。
村上宗隆選手は、従来の指標でもベストナインに選出されましたが、セイバーメトリクスの観点からも高い評価を得ており、その実力の高さが裏付けられています。
このようなセイバーメトリクスの視点を取り入れることで、選手の貢献度をより多角的に評価することができます。
以上が、2020年セリーグベストナインの概要と注目ポイントです。各選手の活躍や球団ごとの特徴、さらにはセイバーメトリクスの観点からの評価など、多角的な視点で2020年シーズンを振り返ることができました。
ファンの皆さんは、この結果をどのように感じたでしょうか?お気に入りの選手の選出や、意外な結果などについて、ぜひ周りの野球ファンと語り合ってみてはいかがでしょうか。2020年のセリーグベストナインは、シーズンを通じての各選手の活躍を改めて認識させてくれる、貴重な機会となりました。