若林楽人選手は1998年4月13日生まれの26歳で、北海道白老郡白老町出身です。駒大苫小牧高校、駒澤大学を経て、2020年のドラフト会議で西武ライオンズに4位指名で入団しました。
プロ入り後の主な実績としては、2021年シーズンに44試合で20盗塁を決めた点が挙げられます。この年の打率は.278と好成績を残しています。
しかし、その後は打率が伸び悩み、2022年は.207、2023年は.244と苦戦を強いられました。それでも、スピードと強肩を武器に、守備では安定した成績を残しています。
若林楽人選手の「楽人」という名前は、ミュージシャンのGACKTと同じ「ガクト」と読みます。この珍しい名前の由来は、父親で僧侶の尚道さんが名付けたもので、「何事も先頭に立ってほしい。1番を取れ」という願いが込められています。
また、若林選手自身も「幼少期からGACKTって言われて。違う分野でもああいうスター性は欲しい」と語っており、野球界のGACKTとして注目を集めています。
巨人への加入後、若林選手は背番号59を付けることになりました。巨人としては、彼の加入により外野陣の強化を図るとともに、チームに新しい風を吹き込むことを期待しています。
特に、若林選手の持つスピードは巨人の攻撃に新たな要素をもたらす可能性があります。また、外野だけでなく内野もこなせる守備の汎用性も、チームにとって大きな武器となるでしょう。
若林選手は、スピードタイプの選手というイメージがありますが、本人は「4番を目指すつもりでやっています。本塁打が一番、打者としては楽しいと思う。そこを目指すのは毎年、変わらないのかな」と語っています。
この言葉からも、単なる足の速い選手ではなく、長打力も兼ね備えた総合的な選手を目指していることがわかります。実際、2024年シーズン前半では西武在籍時に3本塁打を放っており、パワーアップの兆しが見えています。
若林選手は、その独特な名前とルックスから、ファンの間でも人気を集めています。巨人への移籍後初めて1軍に合流した際には、東京ドームに「ガクト」コールが鳴り響いたほどです。
また、若林選手は駒澤大学出身ということもあり、「知っている人は多かった」と語っています。このことから、首都圏のファンにとっても親しみやすい選手であると言えるでしょう。
巨人のオフィシャルストアでは、早くも若林選手のグッズが販売されており、ファンの期待の高さがうかがえます。
以上のように、若林楽人選手の加入は読売ジャイアンツにとって大きな話題となっています。スピードと強肩を武器に、打撃面でも成長が期待される若林選手。GACKTばりのスター性を発揮し、巨人の新たな顔となれるか、今後の活躍に注目が集まっています。